母乳で赤ちゃんを育てる場合は、お母さんの食事にも配慮が必要になります。以下に挙げる食品を賢く選択して、必ずそれぞれの食品群から栄養を摂ってください。

母乳で赤ちゃんを育てる場合は、お母さんの食事にも配慮が必要になります。以下に挙げる食品を賢く選択して、必ずそれぞれの食品群から栄養を摂ってください。
授乳期の食べ物
授乳期の食事だからといって、特別な決まりがあるわけではありません。妊娠期と同じように、健康的な食事を心がけてください。
授乳期の飲み物
一般的に1日に必要な水分量はコップ6~8杯分ですが、授乳期にはそれを上回る10~12杯分の水分を摂るようにしてください。
授乳する前に、水、牛乳、または砂糖を加えていないフルーツジュースなどドリンクの入ったコップを横に置いておくと、いつでも補給できます。水分を多く摂ると、食物繊維の働きが良くなるので、便秘の解消にも効果があります。
授乳期に食べてはいけない食品
授乳後に赤ちゃんの不快な様子を感じたときは、食事の内容を見直して、疑わしい食品は避けるようにした方が良いでしょう。脂の多い魚はオメガ3脂肪酸を多く含んでいますが、食べるのは1週間に2回までにおさえておいた方が良いでしょう。具体的には新鮮なマグロ、サバ、イワシ、マスなどが挙げられますが、缶詰のマグロ(ツナ缶)は何度食べても大丈夫です。
アルコールやカフェインはできるだけ控えるようにしてください。母親がコーヒー、茶、チョコレートなどカフェイン入りのものを口にすると、それが母乳に出て、赤ちゃんが眠れなくなることがあります。またソフトドリンクや栄養ドリンク、風邪薬などにもカフェインが含まれる場合がありますので、注意書きを必ずよく読んでください。
授乳期のダイエット
授乳期間のダイエットはお勧めできません。エネルギーを維持し、充分な量の母乳をつくるために、普段よりも多くのカロリーが必要になります。授乳期間中、健康的でバランスの良い食事を心がけ、毎日適度に運動し、砂糖やアルコールを控えるようにすると、体重は自然に落ちていくでしょう。また、母乳で赤ちゃんを育てると、妊娠中に蓄えられた余分な脂肪が母乳に回るために、体型の戻りが早まることもありますよ。